


プレイしているユーザーからは、こんな声をよく聞きます。
PSO2では、ゲーム内でも「描画設定」という項目があり、より細かな設定が可能です。
これらの設定は、自分の目に適合させるだけでなく、「スクリーンショット(以下SS)」という撮影にも影響をもたらします。


もくじ
描画設定はどこにあるのか?
まずは「描画設定」がある所までたどり着きましょう!
画像の様なメニューを開きます。

キーボードでは「Escキー」、
コントローラーでは「START」など割り当てたボタンを押すと出てくると思います。
上の画像にもある、歯車のようなアイコンを選択し、「オプション」を開きます。

左のタブ中にある「描画設定」をクリックします。
すると「描画機能」と「表示設定」が出てきますね。
今回はこの2つの機能について、ご紹介していきます。


つまり、細かな設定はゲーム内のオプションから設定しなくちゃいけないのよ。


描画機能
描画機能では、主に画面に映る光の調整などが出来ます。
他にもキャラクターの輪郭をくっきりさせたりと、意外に凝った機能も!
今回はON・OFFの違いを画像を使いながら、ご紹介していきます。
1.エフェクト光源設定
武器やテクニックなどのエフェクトによる光り具合を調節出来る設定になります。
例として、光属性テクニックの中でかなり眩しい「ナ・グランツ」を使った画像を用意しました。
もう少し拡大した画像も用意してみました。
注目していただきたいのは、球体の中ではなく、外側へ漏れる光です。
正直な所、球体の中の光に変化があるのかは判断出来ませんでした。

実際使うと解るのですが、球体の中の光は強くなったり弱くなったりと不規則になっています。
同じ光量で取るのは難しかったのですが、唯一ハッキリと変化していたのが”外側へ漏れる光”なのです!
エフェクト光源をONにすると、球体から光が漏れるような感じになっています。
よりリアルな光の動きを再現出来ますが、その分眩しさも増してしまうという項目ですね。


2.地形光源
日光や照明などで照らされる部分を明るくする設定です。
カフェ内やマイルームで切り替えると、変化が解りやすいでしょう。
OFFにすれば薄暗さを演出出来ますが、全体的に見ると迫力に欠ける印象です。


そうなのです。せっかく作ったお部屋も暗い雰囲気になっては台無し!
こちらは出来るだけONにする方が見栄えがいいと思います。
フィールドでは、発光するものさえあれば、ぼんやりとした光が照らされます。
3.ブルーム処理
照明や溶岩などから発せられる光具合を調節する項目です。
地形光源とはまた違う形で、明るさを表現してくれます。
地形光源と違う所は、発光してる物体の光の強さと思います。
あくまで物体の光り方の調節なので、全体に影響することはあまりないですが、
明かりを強調させたい時は良いかもしれません。

光りすぎるが故、そういった事は起こってしまいますね。
また、看板だけでなく、発光する武器にも影響します。


こちらはオービットというシリーズ武器です。
OFF時と比べて、やや周囲が発光してるように見えますね。


地形光源をOFFにし、ブルーム処理をONにしたものです。
周囲が暗くなり、なんとなく武器が映える気がしませんか?
発光するものは照明や武器だけとは限りません。
カッコイイSSを取る時には組み合わせる事も大事かもしれませんね!
4.被写界深度
ONにすることで遠くの景色にぼかしを入れ、自然な雰囲気を出す機能。
写真などの撮影で使われる技で同じような物がありますね。

簡易描画設定を下げてみたり、グラフィックボード側の設定が干渉してるのかといじってみたのですが
全く、変化がありませんでした・・・。

選択として出来る以上、機能はしてると思うのですが私のパソコンでは変化を感じられず・・・
参考画像は載せられませんでした。
出回っている情報では、変化している画像もあるようなので
全員が全員というわけでもなさそうです。
5.ブラー
動きにエフェクトをかけ、迫力のある躍動感を感じさせる機能です。



自分の攻撃は勿論、敵の攻撃や咆哮などにも影響されます。
ブラーをかけると動いてる部分や、衝撃波にぼやける様なエフェクトがかかります。
躍動感はありますが、人によっては見にくかったりするでしょう。

個人的には、プレイ中はブラーをONにすると迫力が出て好きですね。
ですがその最中、SSを撮ろうと言うのであればOFFが良いでしょう。
6.ライトシャフト
主に太陽から発せられる光の強さが設定できます。

太陽に近い山などは、少しだけ影響を受けると思います。
しかし、太陽からカメラを外すと違いが解らなくなってしまいました・・・。
少しでも負荷を減らしたい方は、OFFで良いかもしれません。
7.アンチエイリアシング
オブジェクトやキャラなどの、ギザギザに見える線に補正をかける機能です。
床の線や、カウンターの線、服の線などに補正を入れ、綺麗な線に見えるようにしています。
斜めの線や曲線を描く時はギザギザしてしまう。
PSO2のアンチエイリアシング効果は少し弱いようで
上の比較画像でもあんまり変わってない様に見えてしまいますね・・・。

気になったら調べてみてね!
8.ソフトパーティクル
凍土エリアの吹雪などのエフェクトを綺麗に写す機能のようです。
論より証拠ということで、参考画像を用意しました。

これは、一種の間違い探しかもしれませんね;
クリックすると拡大されるので、少し解りやすいと思います。
PSO2の吹雪は強かったり弱かったりする時がありますが、それでもON・OFFで違う所
トリミングした画像を用意しました。これで少し解りやすいでしょうか。

そうです。
しかも、色が変わって見えるせいで変な境界線のような線が見えますね。
雪岩に「雪のフィルター」が貼り付けられたような。
勿論コレ、自分が動いてたらそこまで気になりません。
負荷も大きい機能ですので、OFFにするのも良いですね。
9.一部のエフェクトの発光を軽減する
攻撃の激しいエフェクトや、発せられる光を弱める機能です。
今回は光属性テクニック「ラ・グランツ」を例にしました。
こちらは表記がON・OFFではなく、通常か軽減と書かれています。

まるで攻撃の終わりかけみたいですが、ちゃんとフルチャージ時の画像です。
とはいえ、劇的に薄くなるわけではありません。
人によってはこれでもまだ、眩しいですね・・・。
もう一つ、例を用意してみました、

体の中心で輝く光も、だいぶ小さいですね。

薄くなりすぎて見えなくなる、なんて事はないので
少しでも眩しさを抑えたい方は、「軽減」してみては如何でしょうか!
10.アンビエントオクルージョン
光によって服や肌に出来る”影”を、より濃く見せる機能です。
こちらもサムネ状態では違いがハッキリしませんね・・・
クリックして見比べてみてください。矢印が付いてある所が若干濃くなっています。
濃くなることで服のシワにも影ができ、より立体的に描写することが出来ます。

アンビエントオクルージョン(以下AO)などの一部の機能は、簡易描画設定が6でないと選択出来ないのです。
PS4版は、元々設定6相当なので選択できますが、PCだとスペックによります。
11.周辺減光
キャラクターの周囲を暗くし、キャラクターを引き立てる機能
自分を中心に、外側の周辺が暗くなっていますね。
SSを撮る時、周囲の強調が激しい時に使うと良いかもしれません。
とはいえ、戦闘中などでは周りがやや見にくくなるかも?
12.色調トーンカーブ
色調やコントラスト、明るさを全体的に調節する機能です。

どちらかと言うと設定5に近い色合いになる感じですね。
「余りにも目が慣れない!」という方は一考の余地ありですが、せっかく設定6にしたのに少し勿体なさはあります・・・。
また、OFFにするとその背景似合った色合いを自動的に調節してくれます。
13.エッジライト
光が人などに当たる時、その部分の光量を調節する機能です。
服や肌に光があたり、その部分を強調させていますね。
デニムパンツの裾(?)辺りも、ONにすると自然な形に見えます。

勿論そういう方もいると思います。
ですのでスペックに余裕があっても、自分の好みでON・OFFを選ぶと良いですね!


どの項目も、様々な効果をもたらしますが
結局は自分が「いる」か「いらない」かだと思います!
SSを撮る時のみ変更するも手ですね。
自分のあった設定を見つけてみましょう!
表示設定

上記の項目をみっちり設定してると、疲れてきますよね。
でも大丈夫!ここからは簡単な設定です!
また、「ON・OFF」ではなく、「数値」で決めることになります
1.詳細モデル表示数
自分の周囲のキャラクターを、どのくらい正確に表示させるかの設定です。
皆さんはロビーを歩いてると、こんな灰色のキャラを見たことはありますか?

我々の中では「泥人形」なんて呼ばれています。
「詳細モデル表示数」の数が少ないと、それ以上のキャラを読み込まれず
この様な見た目として表示されるわけです。
もちろん少ない数程、負担も小さいのですが・・・ちょっと味気ないですよね。

スペックに余裕があるなら、モデル数を増やしてあげると逆にスムーズになる場合もあります。
再読込にも負荷はかかってしまいますからね。
2.フォトンブラスト表示数
「マグ」を30Lvまで育てることで使用可能となる必殺技、フォトンブラスト。
この表示数を指します。
他プレイヤーも参加できるマルチクエストでも、最大12人。
12のフォトンブラストを出すことが可能です。
まあ、めったにそこまで被ることはありませんので、適当な数値で良いでしょう。
3.映り込み品質
水面やオブジェクトに映る物体のクオリティを上げる機能です。
最も違いが出た、3と5での比較になります。
水面により多くの葉っぱが写り込んだと思います。

はい、正直このくらいしか違いが分かりませんでした・・・。
あまり重要じゃない気がするので、負荷を減らすにはいい項目でしょう。
4.影品質
画面に映り込む影の調整になります。
全体にかかるので、負荷の大きい項目です。
品質レベル | 効果 |
---|---|
1 | 全く影が機能していない |
2 | 見栄えは変わりないが、一応影が発生している |
3 | ポストや街灯など、小さいオブジェクトに影がかかる |
4・5 | 高層ビルや、小さい物陰など、より細かく影がかかる |

数値が大きいほど負荷も大きくなるので、少しでも減らしたいという方は2~3あたりがおすすめです。
5.カメラライト
カメラを向けた方向へあたる光を調節できます。
「場所が暗くてキャラが映えない!」
そんなときに便利な機能ですね。
キャラだけでなく、椅子の方を見ると周辺も明るくなってることが分かります。
私は普段は70~90くらいにしています。
最後に(+設定例)
さて、いかがだったでしょうか!
今回もかなり長くなってしまいましたが、一通り説明できたと思います。

そうですね。
これだけの項目数があるので、色んな組み合わせを試す事もできます。
そういう意味では、かなり作り込まれてるといえるでしょう!

初心者さんがまず考えるのは、そこかもしれませんね。
一例として、「こんな感じならいいんじゃないかな?」と思うものを用意してみました。
項目 | 状態 |
---|---|
エフェクト光源設定 | OFF |
地形光源 | ON |
ブルーム処理 | OFF |
被写界深度 | OFF |
ブラー | OFF |
ライトシャフト | OFF |
アンチエイリアシング | ON |
ソフトパーティクル | OFF |
エフェクトの発光 | 軽減する |
アンビエントオクルージョン | ON |
周辺減光 | OFF |
色調トーンカーブ | ON |
エッジライト | OFF |
詳細モデル数 | 12人 |
フォトンブラスト数 | 2 |
映り込み品質 | 3 |
影品質 | 3 |
カメラライト | お好みで |
あくまで参考まででお願いします!
一応設定6で試してみましたが、不都合なことはありませんでした。

その上で、ゲーム内の描画設定をいじってみてください。
それでは、良きアークスライフを!!